Ravello ラヴェッロ
ラヴェッロは、サファイアブルーの海を渡る風、詩人や女優を魅了し続ける高貴な別荘があり夕焼けが忘れがたい。そう、アマルフィ海岸の「隠れ家」ラヴェッロは、広場のカフェではコーヒーの香りが漂い、子供達がサッカーをし、今日もゆっくりと時間が流れている。
他のアマルフィ海岸の町と違いラッタリ山脈の丘に位置し、標高約350Mと小高い丘の上に建つ。ラベッロの魅力は何と言っても、上空から見るアマルフィ海岸の景観!それは息をのむ美しさだ。
小さな町には大聖堂と2つの庭園、(ルッフォロ荘、チンブローネ荘)など11から13世紀にかけ建築された建物が集まっている。アマルフィやポジターノに宿泊するなら是非、ラヴェッロにも立ち寄りたい。海から少しは離れた場所にあり、華やかなビーチリゾートとちょっと違い大人の落ち着いた町といった雰囲気が漂っている。
また、毎年初夏~秋口にかけてはルッフォーロ荘で野外音楽祭が行われることから「音楽の町」としても近年人気が集まってきている。

●ナポリ発着 アマルフィ海岸ドライブ!<混在なし>
朝ナポリのホテルを出発し、専用車でアマルフィ海岸を回るプランです。
近年ツーリストの増加で、ローカルバスは途中から乗車できないほど混雑しており、そういった無駄な待ち時間や、車でしかアプローチできないような、海岸沿いのレストランでの食事なども可能です。ドライバーさんは英語を話すアマルフィ海岸を熟知したプロフェッショナルチームです。ベストセラーの専用車プランで、ストレスなしの一日を!


アマルフィからバスでラヴェッロへ
ラヴェッロへのアクセスはアマルフィからバスのみ。SCALA行きに乗りアマルフィから約30分で到着する。夏季ハイシーズンはかなりの人が利用するのでバス移動の場合、早めの行動が必要。

アマルフィからバスでラヴェッロへ
アマルフィ発ラヴェッロ方面
バスチケットは車内にて購入可能。夏季は1時間に1本の割合で運行。オープンエアのバスは気持ちがいい。この路線は混雑したSITAに比べ、利用価値が高い。アマルフィからマイオーリ・ミノーリ行きもある。
● ラヴェッロ観光

大聖堂(Duomo)
ラベッロのDUMOは11世紀に建てられた。入り口中央の扉はバリサーノ・ディトラニの作品で、1179年に作られたブロンズ製の扉。教会内部にはライオンがモザイクの柱を支える美しい説教壇や、 預言者ヨナが神の教えに従わなかったとして、「悔い改め」を示す、神が用意した大魚に飲み込まれ3日3晩過ごした預言書の物語がモザイクでかたどられ説教壇(写真)などがある。どちらも初期キリスト教教会における説教壇だ。モザイクを小さい片でパターンを組んだ「ゴーズマーティ様式」といわれ11世紀の大理石加工職人が 生み出した幾何学パターンといわれている。ビザンチンの影響を受けた華麗な内装は必見。また、中央祭壇となりには、町の守護聖人パンタレオーネが祀られている。
★見学時間 9:00~12:00、17:30~19:00(シーズンによって変更あり)
★大聖堂向かって左にはツーリストインフォメーション

標高350Mの高台、断崖に位置するルフォロ荘は、ラヴェッロの有力貴族、ルフォロ家が1200年代後半頃に住居として建設したのが始まり。ワーグナーが『パルシファル』の第二幕を作曲したことで知られる。 敷地内には1270年に建築された 塔、入場門、中庭、博物館など建築物が咲き誇る花とマッチングして大変美しい。庭園内は一年中手入れさて花が絶えず美しいテラスからはサレルノ湾のパノラマが広がり、眼下には丸い2つの屋根をもつアンヌンツィアータ教会が見えている。
毎年初夏から秋にかけては、音楽祭がこのテラスで開かれる。また、毎年8月に開催されている夜明けのコンサートは、背景の海から朝陽が上る素晴らしい背景と共にクラシック音楽が聴ける人気のイベントだ。
庭園は年中無休営業なので、冬場に来ても、手入れの行き届いた庭園から見るアマルフィ海岸を眺望できる。

DUMO広場からお土産やの並ぶ小道を矢印に沿って歩くこと約15分。町の北端に位置するチンブローネ荘もラベッロに来たなら ぜひ訪れたい。貴族アッコンジャジョコ家の邸宅として使われた後、1904年にイギリスErnet William Beckettに買い取られる。
入り口を入ってすぐのアラブ・ノルマン様式の回廊1900年代初頭に改築され、回廊内にオブジェが配置された。
庭園を貫く道の左手には、小さなバラ園と、木が生い茂る森になっている。庭園の奥を進むと大理石の胸像が並ぶテラスに出る。無限のテラス(Tearazza infinita)と呼ばれ、ここから眺める サレルノ湾の180度に広がるパノラマと夕日は格別に美しい。
1983年春には、ハリウッド女優のグレタガルボが恋人で指揮者のレオポルド・ストコフスキーと一か月間の長期逗留を楽しんだ。こちらの庭園も年中無休営業なので冬場でも観光できる。
● ラヴェッロのレストラン
クンパ コジモ(Cumpa Cosimo)
お父さんの代が肉屋だった事もあり、魚はもちろん、お肉も美味しい。メニューは、牛肉はもちろん、豚、羊まで肉のグリルメニューが充実。南イタリアの旅先でずっとお魚の料理に飽きていたらたまにはお肉も。そして、お勧めはパスタ。6種類の生パスタが一同に味わえる、PASTA MISTA(ミックスパスタ)はお勧め。パスタの量はかなり多い。
住所: Via Roma44-46 Ravello(SA)

Duomo広場からVilla Cimbroneへ向かう途中の道にある、ホテルVilla Maria併設のガーデンレストラン。反対側の街スカーラを望む緑豊かなロケーションでいただく、BIO(有機野菜)のお野菜の料理がおすすめ。ホテルの横の菜園で作られる有機野菜を使ったお料理はアレンジイタリア料理だが、疲れた胃にはとても優しく健康的。
