Ostuni オストゥーニ

 バーリからターラントにかけての丘陵をムルジェと言い 石灰質(もちろん白)地層で、農地は赤土(鉄分が多く含まれているため)が特徴。そのムルジェに位置するのがオストゥーニ。 駅から市街地までは約2Kmほど離れていて、バスでこの旧市街地の丘の迷宮へ行くことができるらしい。アドリア海からは、8Kmほど内陸になった標高200Mほどの小高い丘にたつ城壁に囲まれた街。人口32000人ほど町は、夏のバカンスシーズンともなると、10万人近くが訪れる人気の観光地になった。

9世紀のサラセン下の影響を大きく受けた町の作り。996年にノルマン人に征服、1300年以降はスペインのアラゴン家支配のターラント公国の属領となる。1500年以降はミラノのスフォルツァ公爵家のものとなる。

オストゥーニ は外周を外壁でぐるり円を描いて囲まれている。円は3つ、4つと、上に行くほどが小さくなり、円と円が階段で結ばれている。街中は迷路のように細い路地で家を家が結ばれているため、
街は「白の迷宮」と呼ばれている。

● なんで白いの? 白壁の意味

 旧市街地の壁は全て白に塗られている。Latte di Calce(石灰乳)と呼ばれる素材で、昔ながらの材質で毎年塗り替えられる。プーリアの大地には石灰岩の地層でできているため、昔はこの石を焼いて、水の中に入れることで粉砕し、それを何度か繰り返し、セメント状の様にして使っていた。石灰には殺菌効果があるため、17世紀はペストから家を守るためにという意味も込め、続けられてきた。

塗替え作業は オストゥーニ市の取り決めでだいたい毎年6月頃に行われている。8月に行われるお祭りの前にみんな一回きれいに塗り直すそうで、 なるほど11月初旬に訪れたので、まだまだきれいいだった。初夏には美しく変身するが、冬場はすこし薄汚れた感じが否めない。

● 旧市街地の見どころ

大聖堂(Cattedorale)

オストゥーニ1番の見所は「カテドラーレ」と呼ばれる大聖堂。ちょうど200Mの丘の頂上に位置する11世紀ノルマン人により防衛のための城塞が作られたようだが、現存してない。

教会は15 世紀後半の建物で、
正面ファサードはオリジナルのものでとても豪華。プーリアロマネスク様式で建てられた教会の中心には円形の美しいバラ窓がある。24本の柱が配されその中に更に小さな12本の柱。それを取り囲む 額縁には12人の天使の顔と、外周の縁にはイエスキリストの12使徒の彫刻施されている。こういった形の窓を、バラの花にちなんで、バラ窓と読んでいる。

建物は美しい滑らかな円形のカーブを持っていてこれは1902年に国の指定モニュメントに指定された。正面入り口のアーチの彫刻も大変美しい。ちなみに教会はモニュメントにあたるのでさすがに白塗りになっていない。 カテドラーレは白い町の中にポッと現われる茶色の建物でそれが一層際立っている。 青空に向かってすっと伸びるカテドラーレはなんともすがすがしい。

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