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Salita al Vesuvio ベスビオ山に登ろう

● ベスビオ登山とワイナリでランチ!

ナポリより専用車で日本語アシスタント同行!ベスビオ登山の後は、ラクリマクリスティ(キリストの涙)製造のワイナリへ。地元の郷土料理ランチ、
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miyako.iwai@gmail.com

ナポリ人のハート、ベスビオは今でも活火山
 

 南美しい流線型のベスビオ火山。過去の度重なる噴火で、2つの山が重なったように見える。高い方の山は何度も噴火を繰り返した火の山(ヴェスヴィオ/1277M)で、低い方の山は、ソンマ/1132M)。西暦79年の噴火によりポンペイを町ごと火山灰の下に埋め、エルコラーノを溶岩で飲み込んで以降、噴火の影響で山が変形し、ベスビオ火山の名は世界的中で有名だ。

このベスビオ火山と、ナポリ湾の風景は、鹿児島の錦江湾と桜島に非常に似ていることから、
ナポリは鹿児島市と姉妹都市関係を結んでいる。
ナポリの街をあるけば、ベスビオが煙をだしている昔の絵を、簡単に見つけることができる。
1944年の最後噴火時にに溶岩が流れた跡をはじめ、噴火口を見学するためいざ!ベスビオに登ってみた。

入山時間:11~2月は09~15:00、3月と10月は09~16:00、4~6月と9月は09~17:00、7月と8月は09~18:00
※天候により登山道閉鎖もあるので、冬場は要確認。
入場料:10Euro <
入り口チケット売り場にWC、BARあり登山道内施設:3軒の土産物屋有>
※夏場は、エルコラーノ・ポンペイ駅前より定期的にバスが運行(ただし運行状況は要確認)。
バスにて登山道入口までアクセスが可能。
※ベストシーズンは初夏、初秋。暑さの厳しい真夏と、天候の悪い真冬はお勧めできない。
※標高もそれほど高くないので重装備でなくても登山は十分楽しめると思いまが、靴はスニーカーまたは登山靴がよい。
 

 登山道は比較的整備されている。約1100M地点まで車で行くことができる。そこから噴火口までジグザグの登山道を登るのだが、登山道は砂っぽく足が取られ又、傾斜も急な部分がある。第一地点のおみやげ物屋さんから少し歩くと、早速噴火口が見えてくる。標高は1277Mだが、登山道で登れるのは1167Mまで。サクサク歩くと約30分ほどで噴火口に到着できる。

ベスビオ火山噴火口(Cratere Vesuvio)

登山道の始まり1118m付近はエニシダ自生し、春先~初夏には黄色い花が美しく咲いているが、最後の噴火の際溶岩が走った場所にはまだ植物は咲いていない。

登山道を上りはじめると、素晴らしい景色が見えてくる。1167m地点に小屋辺りから噴火口が見え始める。現在深さ200M、直径600M。実際登ってみると、あんな大噴火を起こした割には結構小さい?よく見ると所々から煙がうっすら登っている。そう、ベスビオはいままだ眠っている活火山だが、活動は続いているのだ。煙からは硫黄の匂いが多少する感じ。噴火口の内部は現在入ることができないので、外周からの見学となる。


ベスビオが一番活発に活動をしたのは1631~1994年の最後の噴火時期だと言われている。当時はその噴火の様子を見るべく世界各地から観光客が訪れた。詩人ゲーテもケーブルカーで登山に訪れている。登山ケーブルカーはその後の噴火で溶岩に埋もれてしまったが、このケーブルカーのテーマソングとなった『フニクリ・フニクラ』は後世語り継がれている。その後、1990年国立公園化されたときに、完全に撤去されたようだ。

旧ベスビオ火山観測所(現:火山博物館)(Osservatorio Vesuviano)

ベスビオ火山が活発な活動を続けていた800年代の初期、ナポリ人科学者のコミュニティが発足し、観測所を始める。

1830年~1859年ナポリを支配したフェルディナンドⅡ世の命令により、世界初の火山観測所として1845年9月28日に完成。当時観測に使われた器具や地震計、噴火のメカニズムやべスビオ火山の歴史などが展示されている。


何よりこの建物は当時の姿を華麗に残した建物で、正面テラスから左手に悠々としたベスビオ火山が一望でき、正面にはカプリ島も見える素晴らしいロケーション。登山道へ向かう一本道の途中分岐点があり、osservatorioと書いている矢印の方向へ進む
開館時間:土、日の10:30-13:30(要確認:電話をし、インフォを聞いたほうがよい)
料金:無料 他:現観測所と同じ敷地内にあるため、ゲートは常に閉ざされた状態。呼び鈴を鳴らすとあけてくれる。ゲートを入り右手の道を進むと赤い建物が見えてくる。正面の入り口は閉まっているので、左手の道を上がり、2階から入館する。

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